誕生石コラム

2月の誕生石アメジストの意味・効果・宝石言葉

2月の誕生石であるアメジストは、マイナスのエネルギーをプラスに変える力を持つ霊性の高い石と言われています。邪悪なものから持ち主を守ってくれると共に、「愛の守護石」と呼ばれるように恋愛面で大きなパワーを発揮します。

今回はアメジストを自分用に買いたいと思っている方や、2月生まれの人にプレゼントしたいと考えている方に向けて、アメジストの由来やパワーストーンとしての効果、宝石言葉などを紹介します。

目次

アメジストとは

アメジストは水晶の一種で、「紫水晶」と呼ばれているように透き通った紫色をしています。語源の『amethystos』はギリシャ語で「酒に酔わない」という意味。そのため現代でも「アメジストを身につけていると悪酔いしない」という説があります。

アメジストが持つ意味・パワーストーンとしての効果

「愛の守護石」であるアメジストには、真実の愛を守り抜く力があるとされています。このためアメジストを身につけていると愛する人との絆が強まったり、恋人がいない人にはふさわしい相手に逢わせてくれたりすると言われています。

それ以外にアメジストのヒーリング効果として
・集中力や創造力を育てる
・精神力を強くして自己成長させる
・気持ちを落ち着かせストレスを和らげる
・心配事やトラウマの解消
・不老長寿
・血液の浄化・解毒作用
などが挙げられます。

また、アメジストの宝石言葉には「高貴」「誠実」「知性」「心の平和」「インスピレーション」「邪気予防」などがあります。
アメジストが秘めるパワーを、それぞれの宝石言葉ごとに見ていきましょう。

高貴

アメジストの1つ目の宝石言葉は「高貴」です。
古くから「最も高貴な色」とされている紫色は、王侯貴族や位の高い僧、キリスト教の司祭などが好んで身につけたそうです。
日本では聖徳太子が定めた『冠位十二階』で最も高い位を表す色と表されており、中国では皇帝のみが身につけることを許された色と伝えられています。
このため紫色をしたアメジストも、高貴で神聖なパワーを持つ石として古来より崇められて来ました。

誠実

アメジストの2つ目の宝石言葉は「誠実」です。
身につけていると「誠実さ」を失わずにいられるので、恋愛面だけにとどまらず、家族や友人、上司や同僚など様々な対人関係を円滑にしてくれます。
またアメジストは「誠実な人との縁を引き寄せる」と言われており、良縁に恵まれて真実の愛を育むことができるとされています。このため、恋人やパートナーが欲しいという方にも持って頂きたい宝石です。

知性

アメジストの3つ目の宝石言葉は「知性」です。
持ち主の知性の働きを活発にし、冷静で的確な判断力や洞察力を養う上、隠れた能力を開発するとされています。また緊張を緩和させる力もあるので、実力が十分に発揮できるとも言われています。このため受験の合格祈願や、仕事の大事なプレゼンの時などにお守りとして身につけると良いでしょう。

心の平和

アメジストの4つ目の宝石言葉は「心の平和」です。
紫色は、情熱を表す「赤」と冷静さの「青」が混ざって出来る色です。この2色が調和することによって心の平穏が保たれ、安らぎや癒しが得られるとされています。
またアメジストは、念珠にもよく用いられる石です。これは紫色が宗教的にも尊い色であると共に、心を鎮める力を持つことにも関わりがあるようです。

インスピレーション

アメジストの5つ目の宝石言葉は「インスピレーション」です。
直感に恵まれてインスピレーションが湧き上がり、表現力や芸術的な才能が開花されるので、クリエイティブな仕事をしている人にも高い効果をもたらすと言われています。
またアメジストは「第三の目を開かせる」と言われているため、瞑想の時などにも身につけたい石です。

邪気予防

アメジストの6つ目の宝石言葉は「邪気予防」です。
浄化作用が非常に強いと言われているアメジストは、ギリシャ時代やローマ時代から魔よけのパワーを持つとされてきました。
キリスト教では枢機卿や司祭が身につける石で、ロザリオにも使われています。これはアメジストの紫がキリストの血の色であり、邪悪なものから守ってくれる聖なる力があるからだそうです。
またアメジストは、悪夢を見させる悪いものを持ち主から遠ざけるため、安眠が得られるとされています。寝つきや夢見の悪い人は、枕元に置いて寝ると良いかもしれません。

アメジストと相性の良い組み合わせ

アメジスト×ラピスラズリ

アメジストとラピスラズリはとても相性が良く、お互いの持つパワーを高め合う組み合わせです。総合的に運気を高めてくれますが、特に期待できるのが恋愛運の上昇です。
このため、縁結びや恋愛成就のお守りとして身につけると良い組み合わせと言えます。

アメジスト×シトリン

アメジストとシトリンは、持ち主を取り巻く環境を浄化し活性化する組み合わせです。隠れた才能を引き出してくれるため、新しいことに挑戦する時に身につけると良いでしょう。また金運の上昇も望めるので、収入アップを望みたい方にもおすすめの組み合わせです。

アメジスト×サファイア

アメジストとサファイアは、気持ちを落ち着けて知性や集中力を高めると言われています。このため、起業を考えている方などにもおすすめしたい組み合わせです。
また仕事で冷静な判断が必要な時や、学力を向上させたい時にも身につけると良いでしょう。

アメジスト×ルチルクウォーツ

アメジストとルチルクウォーツの組み合わせは、ネガティブな感情を浄化し邪気を追い払うとされています。願望を成就させるためにポジティブでいたい時、困難やトラブルを遠ざけたい時などに身につけることをおすすめします。
また心身を守ってくれる効果もあるため、健康に心配のある時に持つと良い組み合わせと言えます。

アメジストの歴史

アメジストの歴史は古く、様々な言い伝えがありますが、中でも有名なのがギリシャ神話に登場する美しい少女『アメジスト』の伝説です。

ある時、酒の神・バッカスが酔った勢いで通りかかった者を獣に襲わせようとしました。ちょうどそこに通りかかったのがアメジストでしたが、これに気付いた月の女神・ダイアナがアメジストを石(透明な水晶)に変え、難を逃れさせたのです。

その後、酔いがさめたバッカスは自分の行いを反省し、水晶に葡萄酒を注ぎました。その瞬間アメジストは、美しく澄んだ紫色の宝石になったと言われています。このためギリシャ神話では、アメジストを「美少女の化身」と呼んでいます。

またキリスト教では「司祭の石」と呼ばれ、旧約聖書で高僧の胸に飾られる石として登場するなど、宗教儀式に用いる宝石として崇められて来ました。

アメジストは紫外線に弱い

アメジストは濃い紫色の方が価値の高い石とされていますが、最近では淡い色の物も「ピンクアメジスト」「ラベンダーアメジスト」などと呼ばれ人気を集めています。
またアメジストは紫外線に弱く、長い時間日光に当たると退色してしまいます。ふだん身につけて外に出るくらいなら影響はありませんが、保管の際はできるだけ日の当たらない場所を選び、箱や引き出しに入れるなど注意を払いましょう。